top of page

【第7話】Club Success Planとは?江戸クラブを「みんなの遊び場」にする作戦会議

8月13日
読了時間: 7分

Club Success Plan。直訳すると「クラブ成功計画」、略してCSPです。

名前だけを聞くと、役員が目標の数字を埋める管理表や、会長が一人で仕上げる宿題のように感じるかもしれません。

Toastmasters Internationalでは、Club Success Planを、クラブ役員会と会員が一緒に、クラブの望む姿とDistinguished Club Programの目標、そのための行動、担当、期限、支援を考え、定期的に見直すための計画として位置づけています。

けれども、計画を作る前に決めたいことがあります。私たちは、江戸クラブをどんな場所にしたいのか。

会長として、いまみんなに提案したい言葉は、「メンバーみんなの遊び場」です。


えどトリオの作戦会議

えどぴよ:Club Success Planって何? 会長が数字を埋めて提出する宿題だピヨ?

えどまる:クラブが目指す姿と、そこへ進むための行動を、みんなで決める計画だよ。数字だけでなく、「何をするか」「誰が一歩目を担うか」「どんな支援が必要か」「いつ振り返るか」まで考えるんだ。

えどぴよ:じゃあ、会長が全部決めて、みんなに担当を割り振れば早いね!

えどまる:それでは「会長の計画」になってしまうよ。Club Success Planは「クラブの計画」。まず、どんなクラブにしたいかを一緒に話すところから始めよう。

えどむすび:長く活動している方だけでなく、入ったばかりの方や、これから見学に来る方も安心できる姿を考えたいですね。

えどぴよ:ぼくは、江戸クラブをメンバーみんなの遊び場にしたい!

えどまる:面白い言葉だね。ただ、「遊び場」が何を意味するかは、みんなでそろえておきたいな。

えどぴよ:好きなことを、好きなようにやる場所じゃないの?

えどまる:自由は大切。でも、ここでいう遊び場は、勝手に振る舞う場所ではないよ。自分で挑戦を選び、少し試し、仲間から反応をもらい、うまくいかなければ戻ってやり直せる場所。第6話で話した「コンフォートゾーンの少し外」へ、安心して出られる場所なんだ。

えどむすび:初めての方が入口で迷わず、経験のある方だけが遊びを独占しないことも大切でございます。見学する、聞く、小さな役割を試す。入り方を選べると安心ですね。

えどぴよ:それなら会長が、毎回おもしろい遊びを考えて、みんなを楽しませないと!

えどまる:リーダーは、全員の遊び方を決める人でも、いつも場を盛り上げる人でもないよ。みんなが「何を試したいか」を言えるようにし、自分で選んだ一歩を応援し、困りごとを減らし、必要な仲間や道具をつなぐ人なんじゃないかな。

えどむすび:初めてのスピーチ、新しい例会役割、ゲストを迎える工夫、新しい企画。挑戦したいことは、人によって違ってよろしゅうございますね。

えどぴよ:みんなが一つずつ「やってみたい」を持ち寄ったら、Club Success Planは遊び場の設計図になるのか!

えどまる:そうだね。ただし、一度描いたら変えられない設計図ではないよ。試した結果を定期的に振り返り、続けること、変えること、やめることを選び直そう。

えどぴよ:よし。完成した答えを配るんじゃなくて、まずみんなに聞いてみるピヨ!

えどまる:まずは「今期、江戸クラブで何を試してみたい?」という一問から始めよう。


Club Success Planとは?

Club Success Planは、Toastmasters Internationalが用意しているクラブ運営の計画ツールです。クラブ役員だけの書類ではなく、役員会と会員が協力して作ることが想定されています。

公式資料では、クラブがDistinguished Club Programで望む目標へ進むために、次のような内容を具体化します。

  • クラブが目指す姿と目標

  • 目標のために行うこと

  • 誰が一歩目を担うか

  • いつまでに行うか

  • 必要な人、情報、道具などの支援

  • 進み具合を確かめる時期

大切なのは、計画を提出して終わりにしないことです。役員会で定期的に見直し、状況に応じて目標や担当、行動を更新していきます。


「みんなの遊び場」に必要な三つの条件


1. 自分で選べる

会社の業務とは違い、Toastmastersの役員や会員は、報酬や業務命令で動いているわけではありません。だから、「やらされる担当」を増やしても、長くは続きません。

何を試したいか、どこまでなら挑戦できそうかを本人が選び、その一歩に自分でコミットできることが出発点です。


2. 失敗して戻れる

遊び場では、一度で完璧にできる必要はありません。小さく試し、反応を受け、やり直せるから、新しい挑戦が続きます。

うまくいかなかった人を責めるのではなく、「何が分かったか」「次は何を一つ変えるか」を一緒に考える。これが、Creative Challengeを支える環境です。


3. 誰でも入れる

声の大きい人や経験者だけが活躍する場所では、みんなの遊び場にはなりません。

見学だけ、聞くだけ、小さな役割から、経験者と一緒に。初参加の方も、自信を失っている方も、自分に合った入口を選べることが必要です。


Club Success Planを、遊び場の設計図にする

計画を数字から始める前に、次の五つを話してみます。

  • 1. どんな場面を増やしたいか:会員やゲストが、どんな表情で何をしているクラブにしたいか。

  • 2. 何を試してみたいか:スピーチ、役割、例会運営、歓迎、広報などで、小さく変えたいことは何か。

  • 3. 誰が一歩目を担うか:命令で決めるのではなく、本人が選び、引き受けることは何か。

  • 4. どんな支援があれば動けるか:相談相手、練習、資料、共同担当、時間など、何を用意するか。

  • 5. いつ振り返るか:できたかどうかだけでなく、分かったことと次の変更をいつ話すか。

Distinguished Club Programの目標も、この会話のあとに置けば、ただの点数ではなくなります。たとえば教育目標は「会員が選んだ挑戦を最後まで支える」、会員目標は「新しい人も入りやすい遊び場を広げる」といった、江戸クラブの望む姿につながります。

次の役員会には、完成した計画を持ち込むのではなく、まずこの五つの問いを持ち込みます。そこで出た案を会員にも開き、共通のビジョンとして本当に合意できるかを確かめていきます。


リーダーは、遊び方を決める人ではない

第5話では、リーダーを「共通のビジョンに合意し、一人ひとりが自分で決めた一歩を支援する人」と考えました。

強制力のないクラブで人を動かすのは、簡単ではありません。肩書だけで「やってください」と言っても、心までは動かせないからです。

だからこそ、まず望む姿を一緒に描く。本人が「これをやる」と決める。その挑戦を、リーダーが支援しまくる。そして仲間の努力が見えるようにして、「あれだけ頑張っているなら、私も同じ方向へ一歩進みたい」と思える環境をつくる。

Club Success Planは、その約束を見える形にし、支援を忘れず、途中で一緒に描き直すために使えます。


えどまるによる、かんたん概要

  • Club Success Planは、クラブの望む姿と、そこへ進む行動をみんなで決める計画。

  • 江戸クラブが提案したいビジョンは、「メンバーみんなの遊び場」。

  • 遊び場とは、自分で挑戦を選び、失敗して戻り、誰でも参加できる場所。

  • リーダーは遊び方を決めるのではなく、本人のコミットを支え、障害を減らす。

  • 計画は提出して終わりではなく、試して、振り返って、描き直す。

数字を埋める前に、「私たちはどんなクラブにしたいか」から話してみよう。まずはそこからで大丈夫だよ。


今週の小さな一歩

江戸クラブのみなさんへ、一つだけ聞かせてください。

今期、江戸クラブで何を試してみたいですか?

大きな企画でなくて大丈夫です。初めての役割を一つ選ぶ、スピーチを一本完成させる、ゲストへ自分から声をかける、例会の進め方を一つ変えてみる。小さな「やってみたい」を、ぜひ役員へ聞かせてください。

その一言から、江戸クラブの遊び場をみんなでつくり始めます。

はじめての方へ:江戸トーストマスターズは、見学だけ、聞くだけでも大丈夫です。話すことや役割を強制することはありません。試してみたいと思ったときに、自分に合った小さな一歩から始められます。


参考にした資料

※「みんなの遊び場」「遊び場の設計図」は、公式資料の表現ではなく、Club Success Planの目的を江戸クラブのビジョンに合わせて捉え直した言葉です。


えどトリオの取り組み

 
 
 

コメント


Recent Posts
Archive

~港区を中心に活動しています~

bottom of page