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2026年3月3日(火)第906回 例会レポート

  • 3月3日
  • 読了時間: 10分

冒頭の絵は、ばらばらの光の点が、一本の線につながっていく様子だよ。「点と点はいつかつながる」——出会いと、続けることがテーマだった夜を表しているんだ。


はじめましての方へ — 江戸トーストマスターズの例会ってこんな場所

このページを開いてくれた、まだ例会に来たことのないあなたへ。江戸トーストマスターズクラブは、人前で話す力を、安心できる仲間と楽しみながら育てる場所だよ。日本語を大切にする、あたたかいクラブなんだ。

例会では、準備してきたスピーチを発表したり(準備スピーチ)、その場のお題に即興で答えたり(テーブルトピックス)、お互いのスピーチに「良かったところ+次に活きるヒント」を返し合ったり(論評)するよ。むずかしそうに見えても大丈夫。うまく話せなくて当たり前。みんな最初は同じだったよ。

今日のレポートは、よそのクラブからのゲストや、この春に仲間入りした人もまじって、出会いの多い夜の記録だよ。即興スピーチに物おじせず挑戦した新しい仲間が、そのまま賞をとっちゃう場面もあったんだ。うまく話せなくて当たり前、まず話してみる——それがこのクラブの空気だよ。聞いているだけの見学も大歓迎。下のレポートを読んで「楽しそう」「自分も話してみたいかも」と思ったら、ぜひ一度のぞきに来てね。それじゃ、三月三日の夜をふりかえってみるよ。

みんな、今日もおつかれさま。えどまるだよ。今夜は準備スピーチが二本、テーブルトピックスは8クラブから来てくれたゲストが取り仕切ってくれて、しかもオンラインも会場もゲストでにぎやかな、出会いの多い夜だったね。役割の担当が当日に少し入れ替わる場面もあったけど、みんなで支え合って一時間半をきれいに走りきった。今日もぼくが録音とチャットをぜんぶ読み返して、みんなの灯りを、ぼくなりの「総合論評」としてふりかえってみるよ。


今夜のことば — 「しみる(染みる)」

今夜のことば担当の T.J.さん が選んだのは「しみる(染みる)」。心に深くしみ入る、という意味だね。おもしろかったのは T.J.さん の解説で、さんずいに「九回」で煮しめの「染みる」、さんずいに「心」で心に「沁みる」——同じ音でも漢字でこんなに景色が変わる、という小話から入ってくれた。今夜はこの一語を、スピーチの中で自然に重ねられた人が多くて、最後は I.K.さん が四回も織り込んで「しみる」賞をさらっていったよ。言葉は、使う人の手の中で育つんだね。


今夜の受賞 — おめでとう!

  • ベストスピーチ賞:I.K.さん・O.C.さん(同票・ダブル)— 二人そろっての受賞。急な登壇とは思えない完成度で、まっすぐ届いた夜だったね。

  • ベストテーブルトピックス賞:S.A.さん — この春に仲間入りしたばかりなのに、即興で物おじせず話しきって受賞。司会も「よく話せるなんてさすが」と。

  • 今夜のことば「しみる」優勝:I.K.さん — 四回も自然に織り込んだのが決め手。

  • 論評:H.S.さん は論評①②のダブル担当だったため、今回は投票対象外。二本の論評を一人で背負ったその働きに、ぼくから大きな拍手を送るよ。


ひとりひとりの灯り(お名前はイニシャル)

  • O.C.さん(今夜のトーストマスター=司会/準備スピーチ②):限られた一時間半を、明るく丁寧に回してくれた。役割の担当が当日に動いても、慌てずフォローを頼んでつなぎ、しかも自分も二人目のスピーカーとして登壇。司会と話し手の二役を、最後まで温かい温度で届けてくれたね。

  • T.J.さん(今夜の言葉「しみる」/テーブルトピックスの案内):「語尾力(締めくくる言葉の技術)」という切り口や、漢字の成り立ちの小話で、ことばへの興味を場いっぱいに広げてくれた。後で「語彙力じゃなくて語尾力でした」と自分で訂正する律儀さも、T.J.さん らしかったよ。

  • S.H.さん(タイマー・集計のフォロー/総合論評/会長):本来の担当者の到着が遅れた場面で、急きょタイマーと集計の説明を引き受けて、サラサラと場をつないでくれた。総合論評では、論評者にも回答者にも具体的に光を当てて、最後まで場をあたためてくれたね。

  • K.K.さん(えーとカウンター/文法チェッカー):体調がすぐれない中でも役割をやり切ってくれた。報告で「O.C.さん の『微かな希望』という言葉が心に残った」と添えたひと言が、ぼくにもしみたよ。聞く力のある人の灯りだね。

  • H.S.さん(論評①・論評②のダブル担当):二本のスピーチを一人で論評するという大役。落ち着いて、それぞれの良さを具体的に拾ってくれたね。

  • I.K.さん(準備スピーチ①/今夜のことば優勝):「カメラで撮れる言葉」で、自分の失敗談から始めて聞き手をぐっと引き込んだ一本。ベストスピーチ賞、おめでとう。

  • J.G.さん(ゲスト・8クラブ/テーブルトピックスマスター):他クラブから来て、即興スピーチの場を軽快に回してくれた。お題ごとに空気を変える進行で、ゲストもメンバーも自然に話し出せていたよ。

  • A.さん(ゲスト・テーブルトピックス回答):「いつか日本でミュージシャンになりたい」という夢を、まだ学び中の日本語で一生懸命に語ってくれた。チャレンジそのものが今夜の灯りだったよ。

  • S.A.さん(テーブルトピックス回答/ベストテーブルトピックス賞):この春に仲間入りしたばかり。慣れない即興のお題にも物おじせず、自分の言葉で話しきって受賞。司会の「よく話せるなんてさすが」のひと言が、その堂々ぶりを物語っていたね。


えどまるからスピーカーへ

録音とチャットをぼくが読み返して気づいたことだよ。


I.K.さん「カメラで撮れる言葉」

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 冒頭の入り方がうまかった。「新人教育には定評があって、僕の教えは『染みる』と大評判だった——でも先日、新人君に『教えが難しくて食事が喉を通らない』と言われた」。自慢からの落差で、聞き手がいっきにスピーチの中へ引き込まれていたね。

  • アメリカでの暮らしを、説明じゃなく情景で見せてくれた。「朝、お弁当を作って、掃除をして、買い物に行って、15時に娘たちが帰ってきてリカちゃんごっこをして、一人になると泣きそうになる」——景色が浮かんだよ。チャットでも「相手の頭の中に絵が見えるように。この話し方ができれば人間関係も変わる」と、聞き手がメッセージをそのまま受け取っていたね。

  • 終盤の見せ場が鮮やかだった。「目には見えないカメラをプレゼントします」と言って、童謡『うれしいひなまつり』の一節を歌に乗せて、ひな祭りの今日にぴったりの締めにつないだ。チャットの「曲の使い方も良かった」「スライドも素敵」という声が、その効果を裏づけていたよ。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • ぼくが録音で一つだけ気になったのは、終盤で歌や見せ場が続いて、いちばん届けたい一文(「相手にも見える言葉が、人と人のつながりを作る」)が、にぎやかさの中にちょっと埋もれかけた瞬間だったよ。次は、そのメッセージの直前に一拍だけ沈黙を置くと、いちばん大事な言葉が静かに、深く「しみる」よ。

今日の学び:失敗談のつかみと情景描写は抜群。次は、いちばん届けたい一文の前に一拍の沈黙を置いてみよう。


O.C.さん「点と点」

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 出だしが鮮やかだった。「昨日から新しい部署に移動しました」と現在の困りごとをぽんと置いてから、看護師時代へ時間をさかのぼる構成。聞き手が「この先どうなるの?」と前のめりになっていたね。

  • 情景の積み方がていねいだった。大学時代の糖尿病キャンプ、ICUでの日々、ビズリーチで届いた一通のメール——「看護師の経験があってシステムに強い人を探している」。点と点が一本につながる瞬間に、思わず「おお」と声が出ていたよ。

  • 何より、いま現在の正直さがよかった。「今週から新しい部署で、毎日テンパってる。でも、この経験もいつか何かにつながるかもしれない」。完成された成功談じゃなく、進行中の不安をそのまま開いたから、聞き手の胸に届いたんだね。チャットでも「ストーリーに引き込まれた」「タイムリーな話を上手に落とし込んでいた」と声があがっていたよ。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • 論評でも触れられていたけど、ぼくも録音を聞いて、過去のエピソードに入る前の「つなぎの一言」があると、もっとスッと入れると感じたよ。「だから私は、この異動も続けてみることにしました」と最初に決意を一言置いてから過去に戻ると、長い物語が迷わず一本の線になる。次はその「先に結論を一言」を、ぜひ試してみよう。

今日の学び:現在地の正直さと情景描写は抜群。次は、過去に戻る前に「結論の一言」を置いて、線をくっきりさせてみよう。


えどまるから論評者へ

論評そのものを録音で聞き返して、ぼくが気づいたことだよ。


H.S.さん(論評①・スピーチ①の担当)

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 「良かったところ五つ、改善点一つ」と最初に地図を見せてくれた。聞く人が迷わない、学びやすい論評だったよ。スピーカーにとっては、良いところを五つももらえるのは、とても嬉しいことだね。

  • ほめ方が具体的だった。「冒頭に余裕があって助走をつけてから本題に入っていた」「タイトル『カメラで撮れる言葉』は経験しないと出てこない言葉」——スピーチの中の具体に、ちゃんと寄り添って返していたよ。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • ぼくが録音を聞いて感じたのは、五つの良い点を並べたぶん、一つひとつがさらっと通り過ぎた瞬間があったこと。総合論評でも「二つにしぼって掘り下げる方が H.S.さん の得意な論評」と温かく言われていたね。次は、いちばん効いた一点を選んで深く掘ると、H.S.さん 本来の鋭さがもっと光るよ。

二本のスピーチを一人で論評する大役、本当におつかれさま。


H.S.さん(論評②・スピーチ②の担当)

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 「良い意味で唐突な導入だった」と、O.C.さん の入り方の効果をきちんと言葉にして返していた。スピーチの何が効いたのかを、聞き手の代わりに言語化してくれたんだね。

  • 改善提案がやさしくて実用的だった。「過去の話に入る前に『私は続けることにしました』と決意を一言置くと、構成がもっとしまる」——直し方まで具体的に手渡していたよ。これは相手の次につながる、ありがたい論評だね。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • 二本続けての論評で、二本目は少し駆け足になった場面があったね。総合論評でも「たぶん時間がなかったんだね」とフォローされていた。次に同じ大役が来たら、二本目こそ「いちばん伝えたい一点」を先に決めておくと、時間が押しても芯がぶれないよ。

聞き手の代わりに「何が効いたか」を言葉にできる——それが論評の本質だね。


えどまるの総合論評 — 今日の灯り

今夜のテーマは「出会い」と「続けること」だったね。二本のスピーチは、どちらも「思い通りにいかない場所で、それでも続けてみる」物語だった。I.K.さん は、伝わらなかった言葉を「相手にも見える言葉」に変えて、人とのつながりを取り戻した。O.C.さん は、やりたくない異動の渦中で「この経験もいつか点としてつながる」と前を向いた。違う物語なのに、根っこは同じ。うまくいかない今を、正直に開いて、もう一歩。

そして今夜は、ゲストが何人も来て、慣れない即興にチャレンジしてくれた夜でもあった。「えっとが多くてもいい、まず話してみる」——その一歩が、見ているみんなの背中も押していたよ。テーブルトピックスで、この春に仲間入りしたばかりの新しい仲間が受賞したのは、その勇気への、クラブからの拍手だね。うまく話すより、心が動いたことを正直に。今日の一歩が、明日の自信になるよ。このふりかえりも、その小さな一歩だよ。

言葉は、出してみると育つよ。

— えどまるくん


見学・参加してみませんか?

ここまで読んでくれてありがとう。今夜のレポート、どうだったかな。スピーチも論評も、ぜんぶ「安心して挑戦できる空気」の中で起きているんだ。話すのが得意な人が集まる場所、じゃないよ。「うまくなりたい」「自分の言葉で伝えたい」と思う人が、お互いを応援し合う場所なんだ。

江戸トーストマスターズは、オンラインと会場のハイブリッドで定期的に例会をしているよ。聞くだけの見学も大歓迎。「ちょっとのぞいてみたいな」——その気持ちだけで十分だよ。

次回の例会日や参加のしかたは、クラブの公式サイト・お問い合わせフォームから気軽に聞いてね。あなたが来てくれる日を、みんなで楽しみに待ってるよ。

— えどまるくん

※全体共有用の匿名版(お名前はイニシャル)。江戸トーストマスターズクラブ/えどまるくん(教育担当キャラクター・AI整文)/2026年3月3日。

 
 
 

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