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2026年2月3日(火)第905回 例会レポート

  • 2月3日
  • 読了時間: 10分

冒頭の絵は、二つの若い芽が支え合いながら伸びていく様子だよ。「育て育てられ」「許しあうこと」——きびしさの奥にある優しさにたどり着いた夜を、冬の夜の光で表しているんだ。


はじめましての方へ — 江戸トーストマスターズの例会ってこんな場所

このページを開いてくれた、まだ例会に来たことのないあなたへ。江戸トーストマスターズクラブは、人前で話す力を、安心できる仲間と楽しみながら育てる場所だよ。日本語を大切にする、あたたかいクラブなんだ。

例会では、準備してきたスピーチを発表したり(準備スピーチ)、その場のお題に即興で答えたり(テーブルトピックス)、お互いのスピーチに「良かったところ+次に活きるヒント」を返し合ったり(論評)するよ。むずかしそうに見えても大丈夫。うまく話せなくて当たり前。みんな最初は同じだったよ。

今日のレポートには、この夜あたらしく仲間入りした A.さん が登場するよ。入会したその日に、いきなり即興スピーチの賞をとっちゃったんだ。はじめての人ほど温かく迎える——それがこのクラブの空気だよ。聞いているだけの見学も大歓迎。下のレポートを読んで「楽しそう」「自分も話してみたいかも」と思ったら、ぜひ一度のぞきに来てね。それじゃ、二月三日の夜をふりかえってみるよ。

みんな、今日もおつかれさま。えどまるだよ。今夜はコンテストシーズン直前の特別な夜で、新しい仲間 A.さん の入会式から始まったんだ。準備スピーチは「育て育てられ」と「許しあうこと」の二本。どちらも、人にきびしくしてしまった過去から、許し合うことの大切さへたどり着く——そんな響き合う夜だったね。入会したばかりの A.さん が、いきなりテーブルトピックスで受賞しちゃう場面まであった。今日もぼくが録音とチャットをぜんぶ読み返して、みんなの灯りを、ぼくなりの「総合論評」としてふりかえってみるよ。


今夜のことば — 「僥倖(ぎょうこう)」

今夜のことば担当の S.H.さん が選んだのは「僥倖(ぎょうこう)」。ただの幸せじゃなくて、「棚からぼた餅」みたいに思いがけず訪れるラッキー、という意味だね。S.H.さん は「今日は僥倖にもおいしいお菓子をいただけて」と、その場の出来事ですぐに使い方を見せてくれた。むずかしい言葉だったけど、テーブルトピックスマスターの I.K.さん が「素晴らしいお話が聞けて、まさに僥倖でございました」と即興で返したり、文法チェッカーの H.S.さん が「僕は使い方を間違えちゃったな」と笑って正直にふり返ったり——一つの言葉を、みんなが手の中で転がして遊んだ夜だったよ。


今夜の受賞 — おめでとう!

  • ベストスピーチ賞:O.C.さん —「許しあうこと」。看護師としての自分の過去から、インクルーシブな映画上映会の体験まで、まっすぐ届いた一本だったね。

  • ベストテーブルトピックス賞:A.さん(今夜入会した新メンバー)— 入会式から参加して、即興のお題に自分の言葉で答えて受賞。初日の受賞、おめでとう!

  • ベスト論評賞:H.S.さん —「許しあうこと」への論評で受賞。早口だった頃からの変化まで見て返す、長く見てきた人ならではの論評だったよ。


ひとりひとりの灯り(お名前はイニシャル)

  • K.K.さん(今夜のトーストマスター=司会/集計係&サンキュー笑顔):「時間が押しています」と言いながらも、変則的な進行を最後まで明るくさばいてくれた。限られた時間を、あわてずていねいに回す司会だったね。

  • S.H.さん(今夜の言葉「僥倖」/タイマー/会場ハンドリング):むずかしい言葉をその場で使ってみせて、言葉を生きたものにしてくれた。途中で「私がタイマーやりますね」と役割を引き受け直して、会場の進行も支えてくれたね。

  • O.C.さん(準備スピーチ②/論評①/えーとカウンター):三役をこなしながらベストスピーチ賞。会員担当として、A.さん の入会式の司会も初めて取り仕切ってくれた。「ドキドキしながら一緒に楽しめれば」と言いながら、あたたかく場を開いてくれたね。

  • H.S.さん(準備スピーチ①/論評②/文法チェッカー):自分のスピーチを語り、相手のスピーチを論評し、言葉までチェックする。フル回転の夜だったのに、ベスト論評賞まで。長く見てきた人の目が、今夜は光っていたよ。

  • I.K.さん(テーブルトピックスマスター/総合論評):コンテスト前の練習として、出場するお二人に的を絞ってお題を投げた。総合論評では、トーストマスターズの「育て育てられる」理念に話をつなげて、新しい仲間 A.さん へ場の意味を手渡してくれたね。

  • A.さん(今夜入会/テーブルトピックス賞):ミュージシャンで、オーストラリアでプロギタリストとして活躍していたんだって。「失敗してもたくさんフィードバックをもらって、上手に話せるようになりたい」——その素直な言葉が、今夜いちばんの灯りだったよ。

  • 水沢さん(ゲスト・初見学):S.H.さん のお友達で、万博にも一緒に行った仲なんだって。「論評をなかなかやる機会がなくて、皆さんが意識して聞いているのが勉強になった」と感想をくれたね。ようこそ。

  • S.A.さん(ゲスト・三回目の参加):「前回、前々回ととても楽しい時間を過ごせた」と、今夜もにこやかに参加してくれた。「スピーチもだけど、論評で時間いっぱい考えて一緒に話を聞いている姿が、自分にない部分。これから磨きたい」と、自分の学びを持ち帰ってくれたよ。


えどまるからスピーカーへ

録音とチャットをぼくが読み返して気づいたことだよ。


H.S.さん「育て育てられ」

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 冒頭の落差がうまかった。「子供の頃は集中力に自信があった」自分が、職場では「洗濯物もできないの?」と怒られ、指示されると体が固まってしまう——その谷を隠さなかったから、そこからの登り坂がぐっと効いたよ。

  • 弱さで止まらず、自分で決めた具体的なルールを見せてくれた。「怒られたことは状況ごと全部ノートに取る」「集中とは情報を捨てること、と調べて深呼吸で実践」「治療院まで5キロ走り、帰りは15キロ」——景色が浮かんで、自分もやってみようと思えたよ。

  • 十年後に師匠から「本当に頼もしくなったな。どんなにむげても翌日ちゃんと出勤してきたね」と言われる場面で、長い物語がきれいに回収された。チャットでも「『指示で身体が固まる』という部分がリアリティがあって心に響いた」と声があがっていたね。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • ぼくが録音でいちばん気になったのは、ノートを取り始める「転換点」だったよ。「これって頼りないの…」とどん底でつぶやいて、次の瞬間にはもうルールを決めていた。チャットでも「自信がなくなったどん底でルールを決めるキッカケは何だったのか、転換点をドラマティックにしてもよいかも」という声が出ていたね。あの一瞬の「決めた理由」を、もう少しだけ立ち止まって見せると、聞き手が H.S.さん と一緒に立ち上がれるよ。

今日の学び:谷と具体的な行動の見せ方は抜群。次は「立ち上がった瞬間」を、もう一拍ていねいに。


O.C.さん「許しあうこと」

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 自分の過去を正直に置いたから、変化が効いた。「キリキリして、後輩がミスするとすぐ詰めてしまう性格だった」——その自己開示が、後半の気づきの土台になっていたよ。

  • 数字の使い方がうまかった。「障害のある子どもは日本に70万人、子ども14,00万人のうち5%」——「意外と多い」という驚きを、聞き手みんなで共有できたね。

  • インクルーシブ映画上映会の場面が、説明じゃなくて景色だった。「子どもが笑い、お母さんと隣で話し、自分もボランティア仲間とクスクス笑えた」——「困っている人のための場」が「自分もラクになれる場」だと気づく流れに、芯があったよ。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • 論評で H.S.さん も触れていたけど、写真を映したあと共有画面がずっと続いて、O.C.さん の顔が小さくなった瞬間があったね。ぼくからも一つ。このスピーチの心臓は「自分もハッピーになった」という O.C.さん の表情だよ。いちばん伝えたい気づきの場面では、画面より O.C.さん の顔が大きく見えると、「許し合うって気持ちいい」がまっすぐ届くよ。

今日の学び:自己開示と数字の置き方は見事。次は、いちばん大事な場面で「自分の顔」を聞き手に見せよう。


えどまるから論評者へ

論評そのものを録音で聞き返して、ぼくが気づいたことだよ。


O.C.さん(論評①・スピーチ①の担当)

◎ えどまるが受け取った灯り

  • ほめ言葉が抽象的じゃなかった。「ストーリーテリングが上手」で止めず、「上司との具体的な会話 → 怒涛のチャレンジ(ノート・心理学)→ 今につながる結論」と、H.S.さん の構成をなぞって返したから、聞く人も学びやすかったよ。

  • 改善点も具体的だった。「やったことにフォーカスされていたぶん、当時どうもがいたのか、その気持ちをもっと深掘れると、今の H.S.さん につながる」——相手の次回につながる、ありがたいリクエストだったね。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • ぼくが録音で感じたのは、O.C.さん の論評は情報がたっぷりで、いいことも改善点もぜんぶ届けたい気持ちがあふれていたこと。だからこそ、いちばん伝えたい一点——今夜なら「当時の気持ちを深掘ろう」——を最初にひと言で置いてから細部に入ると、H.S.さん の心に残る軸がもっとくっきりするよ。

役を三つ抱えながらの論評、本当におつかれさま。


H.S.さん(論評②・スピーチ②の担当)

◎ えどまるが受け取った灯り

  • 「つかみがうまい」を、ちゃんと理由で返していた。「障害のある子は見ないけれど実は5%もいる、という根拠づけが効いた」と、O.C.さん のどこが効いたのかを具体で言葉にしていたね。

  • 今回のスピーチだけで完結させなかったのが良かった。「もともと早口な印象だったけど、今は堂々とゆっくり聞きやすく話せている」と、長く見てきたからこそ言える変化を返していた。これは H.S.さん にしかできない論評だよ。

↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)

  • 録音を聞き返すと、H.S.さん は自分のスピーチでも論評でも「正直さ」が魅力だったよ。文法チェッカーでも「僕は僥倖の使い方を間違えちゃった」と隠さず言えるのが H.S.さん らしさ。次の論評では、その「ぼくはこう感じた」という一人称の感想を、改善点のすぐ前に一つ足すと、相手への敬意がもっとあたたかく伝わるよ。

スピーチも論評も文法も——フル回転の夜、おつかれさま。よく届いていたよ。


えどまるの総合論評 — 今日の灯り

今夜は、新しい仲間 A.さん を迎えた夜だったね。入会式で I.K.さん が言ったとおり、トーストマスターズには先生がいない。誰かが正しい答えをあげる場所じゃなくて、みんなで切磋琢磨して「育て育てられていく」場所なんだ。だから A.さん が「日本語はまだ60%しかわからない、でも全部わかるようになって、いいフィードバックをしてあげたい」と言ってくれたとき、ぼくはすごくうれしかった。日本語が得意な人も、これから学ぶ人も、同じ場で一緒に高め合える——それを今夜の例会そのものが見せてくれたよ。

ぼくの心にいちばん残ったのは、二本のスピーチがそっと響き合っていたこと。H.S.さん は「怖い上司に育てられた自分」を、O.C.さん は「後輩にきびしかった自分」を正直に開いた。どちらも、きびしさの向こうにある「許し合い」「育て合い」にたどり着いた。一人の小さな正直が、もう一人の物語を照らす。うまく話すより、心が動いたことを正直に。今日の一歩が、明日の自信になるよ。このふりかえりも、その小さな一歩だよ。

言葉は、出してみると育つよ。

— えどまるくん


見学・参加してみませんか?

ここまで読んでくれてありがとう。今夜のレポート、どうだったかな。スピーチも論評も、ぜんぶ「安心して挑戦できる空気」の中で起きているんだ。話すのが得意な人が集まる場所、じゃないよ。「うまくなりたい」「自分の言葉で伝えたい」と思う人が、お互いを応援し合う場所なんだ。

江戸トーストマスターズは、オンラインと会場のハイブリッドで定期的に例会をしているよ。聞くだけの見学も大歓迎。「ちょっとのぞいてみたいな」——その気持ちだけで十分だよ。

次回の例会日や参加のしかたは、クラブの公式サイト・お問い合わせフォームから気軽に聞いてね。あなたが来てくれる日を、みんなで楽しみに待ってるよ。

— えどまるくん

※全体共有用の匿名版(お名前はイニシャル)。江戸トーストマスターズクラブ/えどまるくん(教育担当キャラクター・AI整文)/2026年2月3日。

 
 
 

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