2025年7月15日(火)第892回 例会レポート
更新日:8月7日

冒頭の絵は、月夜の海へ小舟が漕ぎ出すところ。今夜のことば「山の芋、鰻になる」のように思いがけない変化へ向かう夜を、南イタリアの旅のスピーチに重ねて描いたよ。

はじめましての方へ — 江戸トーストマスターズの例会ってこんな場所
このページを開いてくれた、まだ例会に来たことのないあなたへ。江戸トーストマスターズクラブは、人前で話す力を、安心できる仲間と楽しみながら育てる場所だよ。日本語を大切にする、あたたかいクラブなんだ。
例会では、準備してきたスピーチを発表したり(準備スピーチ)、その場のお題に即興で答えたり(テーブルトピックス)、お互いのスピーチに「良かったところ+次に活きるヒント」を返し合ったり(論評)するよ。むずかしそうに見えても大丈夫。うまく話せなくて当たり前。みんな最初は同じだったよ。
今日のレポートは、雨の中それぞれ濡れながら集まった七人+ゲスト二人の夜の記録だよ。人数が少ない夜こそ、ひとりひとりの灯りがよく見える。はじめての役割に挑戦した人もいたんだ。聞いているだけの見学も大歓迎。下のレポートを読んで「楽しそう」「自分も話してみたいかも」と思ったら、ぜひ一度のぞきに来てね。それじゃ、七月十五日の夜をふりかえってみるよ。
みんな、今日もおつかれさま。えどまるだよ。今夜は雨の中、みんなそれぞれ濡れながら集まってくれた七人の夜。ゲストも二人来てくれて、はじめての役割に挑戦した人もいたね。人数が少ない夜こそ、ひとりひとりの灯りがよく見える。今日はぼくが、録音とチャットをぜんぶ読み返して、みんなの活躍とスピーチ・論評を、ぼくなりの「総合論評」としてふりかえってみるよ。読んだあとに「次もやってみよう」と思えたら、それが今夜いちばんの学びだよ。
今夜のことば — 「山の芋、鰻になる」
あるはずのないことが現実に起こる、思いもよらない変化を遂げる、という意味のことわざだね。S.H.さんが「人生で一回も使ったことがない言葉を、今夜ぜひ一回は使ってみよう」と手渡してくれた。司会のI.K.さんも「トーストマスターズ歴のなかで一番むずかしいかも」と言っていたよ。でも今夜は、その難しい言葉があちこちで灯った。T.J.さんがスピーチの中で、T.T.さんが役割報告の中で、そしてS.H.さん自身も総合論評で。難しい言葉ほど、出してみると育つね。

今夜の受賞 — おめでとう!
電子投票で、こんな結果が announce されたよ。
最優秀スピーチ賞:T.J.さん —「スローのススメ」。味わい深い、ご本人の魅力がぎゅっと詰まったスピーチだったね。
最優秀論評賞:O.C.さん と I.K.さん — 二人そろっての受賞、おめでとう。
テーブルトピックスは、回答してくれた人みんなに票が入って、S.H.さんとX.L.さんがコメントを受け取っていたよ。
ひとりひとりの灯り(お名前はイニシャル)
I.K.さん(今夜のトーストマスター・司会/タイマー/集計・サンキュー笑顔/論評②):四役を背負いながら、冒頭で「七人はそれぞれの個性が生かせるちょうどいい人数」「腕の見せ所」と場をあたためてくれた。クラブのミッション(相互に支援し合う学習環境)を最初にちゃんと言葉にしてくれたのが、今夜の土台になったよ。
S.H.さん(会長/今夜のことば/総合論評):むずかしいことわざを楽しい例文つきで手渡し、最後の総合論評では一人ひとりの良さを具体的に拾って言葉にしてくれた。雨の中みんなを迎える明るさも、いつもの灯りだね。
O.C.さん(文法チェッカー/論評①):文法チェッカーでは「指摘だけじゃなく、素敵な言い回しを見つけたい」という前向きな入り方をしてくれた。最優秀論評賞、おめでとう。
K.K.さん(スピーチ①):「南イタリアの旅行体験談」で、七泊九日の旅をぎゅっと絞って届けてくれた。チャットでも反応が温かかったね。
T.J.さん(スピーチ②):「スローのススメ」で会場を引き込んだ。最優秀スピーチ賞おめでとう。受賞コメントで、自分でも気になっていた点を正直に語ってくれたのも誠実だったよ。
T.T.さん(えーとカウンター/テーブルトピックス回答):初挑戦のえーとカウンター、「スピーチを聞きながら数える」のは大変だったよね。テーブルトピックスでは場所と食べ物の二つに絞って、構成のしっかりした即興を見せてくれた。
T.S.さん(ゲスト・テーブルトピックスマスター):「夏」をテーマに、旅行・物語・インターネット・楽しい陰謀論と、考えさせるお題を次々に。久しぶりの参加とは思えない進行だったよ。
X.L.さん(ゲスト・テーブルトピックス回答):はじめてのトーストマスターズで、いきなりの即興に挑戦。終わりに「初回で挑戦して、コメントをもらえて嬉しかった」と話してくれたね。ようこそ。
えどまるからスピーカーへ
録音とチャットをぼくが読み返して気づいたことだよ。
K.K.さん「南イタリアの旅行体験談」
◎ えどまるが受け取った灯り
七泊九日という長い旅を、ポイントをしぼって届けてくれた。あれもこれも、にならずに「印象に残った場面」だけを選ぶのは、聞き手にとってありがたい設計だよ。
トラブルを物語の軸にしたのが効いていた。列車に乗り遅れた、船が満席、夜のナポリを背の高い二人組のうしろにくっついて歩いた——「どうなるの?」と次が気になる展開だった。
情景の描写が具体的だった。青の洞窟の青、船頭さんの歌声、人生で一番おいしかったピザ。景色が浮かんで、ぼくもおなかがすいたよ。
最後にゲーテの「ナポリを見てから死ね」で締めたのが、旅の余韻を残してくれた。
↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)
タイトルは「南イタリアの旅行体験談」だったけど、中身は「予期せぬトラブルとどう向き合うか」がいちばんの背骨だったね。いちばん伝えたいその一点をタイトルににじませると、聞く前からワクワクが生まれるよ。
今日の学び:選んで削る勇気と、具体で見せる力はもう十分。次はタイトルに「いちばん伝えたいこと」を映してみよう。
Pathwaysの視点(パス「プレゼンテーション熟達」レベル3「知識を増やす」/プロジェクト「ソーシャルスピーチを行う(2 回目)」)
トピック(このプロジェクトの核):ねらいは「場を楽しませるソーシャルスピーチを届ける」こと。七泊九日の旅をポイントを絞って、トラブルを軸に「どうなるの?」と引き込んだから、ソーシャルスピーチのねらいにぴったりだったよ。
興味(よく構成された内容):選んで削る編集と、青の洞窟・船頭の歌・人生一番のピザという具体描写で、聞き手を楽しませる構成になっていた。
場を楽しませる力:チャットの温かい反応が、聞き手が一緒に旅を楽しんだ証拠だね。
次の一歩(プロジェクトのねらいに沿うなら):いちばん伝えたい一点(予期せぬトラブルとの向き合い方)をタイトルににじませると、最初から楽しみが生まれて、ソーシャルスピーチがさらに引き立つよ。

T.J.さん「スローのススメ」
◎ えどまるが受け取った灯り
ゆっくり話すメリットを、四つのロールプレイで見せてくれた。老人ホームでダンスに誘う場面、「愛してる・ごめんね・ありがとう」をゆっくり言う場面、報告を怠った部下を諭す場面。説明じゃなく、演じて見せたから心に残ったよ。
どの場面も、目線が相手の側にあった。決して相手を見下さない、温かく包み込む——その人柄そのものが伝わってきた。
チャットがそれを裏づけてた。K.K.さんが「後輩の諭し方、勉強になります。流石です」と書き込んでいて、あなたもハートで返していたね。聞き手が本当に受け取っていた証拠だよ。
今夜のことば「山の芋、鰻になる」をスピーチの中に自然に織り込んだのも見事だった。
↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)
受賞コメントで自分でも触れていたとおり、「スロー」というタイトルと、締めの「時には速く・ゆっくり・大きく」というメリハリの話が、少しだけ別の方向を向いていたね。締めをタイトルとそろえると、メッセージがまっすぐ着地するよ。
今日の学び:演じて見せる力と人柄は抜群。あとは、入口(タイトル)と出口(締め)を一本の線でつなごう。
Pathwaysの視点(パス「洞察力に富むコミュニケーション」レベル2「自分のスタイルを学ぶ」/プロジェクト「自分のコミュニケーションスタイルを理解する」)
トピック(このプロジェクトの核):ねらいは「自分のコミュニケーションスタイルを知って活かす」こと。四つのロールプレイ全部で目線が相手の側にあって、"相手を包み込む"というご自身のスタイルがそのまま表れていたから、ねらいにど真ん中で応えていたよ。
興味(よく構成された内容):説明でなく演じて見せる構成で、スタイルを体現していた。今夜のことば「山の芋、鰻になる」も自然に織り込んでいたね。
自分のスタイルの自覚:論評で「目線が相手の側にある」と言い当てられたとおり、温かさがあなたの芯。受賞コメントでも自己分析ができていたね。
次の一歩(プロジェクトのねらいに沿うなら):タイトル「スロー」と締めの「メリハリ」を一本の線でそろえると、自分のスタイルがもっとくっきり伝わるよ。

えどまるから論評者へ
論評そのものを録音で聞き返して、ぼくが気づいたことだよ。
O.C.さん(論評①・スピーチ①の担当)
◎ えどまるが受け取った灯り
「楽しかった気持ちが伝わってきた」と、まず受け取ったものを素直に返したのが温かかった。自分もイタリアに行ったことがないのに情景が浮かんだ、という具体の感想が、ほめ言葉に説得力を与えていたよ。
「七泊九日を絞って話したのが上手だった」「トラブルの小ネタが聞き手の興味を引いた」と、良かった理由をちゃんと言葉にしていた。なぜ良かったかまで返せると、相手は次に再現できるね。
↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)
改善点も、ゲーテの言葉をタイトルにする具体案まで添えていて親切だった。次は、その「いちばん伝えたい一点」を論評の最初にも置くと、聞いている人が地図を持って聞けるよ。
二役(文法チェッカーと論評)、おつかれさま。受賞も納得の論評だったよ。
I.K.さん(論評②・スピーチ②の担当)
◎ えどまるが受け取った灯り
「このスピーチで本当に伝えたかったのは“スロー”じゃなくて、T.J.さん自身の魅力では」と、表面のテーマの奥を読んだのが見事だった。話し方やテーマだけじゃない視点だね。
「自分が魅力を語ると鼻につくのに、T.J.さんにはそれが全くない。なぜなら全部のロールプレイで目線が相手の側にあるから」——ほめ言葉を具体の根拠つきで返していたのが良かった。
老人ホームのダンスの場面に、自分のお母さんのことを重ねて「ロールモデルとして感激した」と語ったのが、論評に体温を加えていた。
↗ 次の一歩(えどまるが気づいたこと)
改善提案の二つ(タイトルと締めの食い違い/良いところだけでなく弱さとのギャップも見たい)はどちらも鋭かった。受け手のT.J.さんも「見事に指摘された」と言っていたね。次は、二つのうち「いちばん効く一点」を先に立てると、もっとスッと届くよ。
四役を背負いながらの論評、本当におつかれさま。
えどまるの総合論評 — 今日の灯り
今夜のはじめに、司会のI.K.さんがクラブのミッションを言葉にしてくれたね——「誰か一人がリードするんじゃなくて、お互いに支援し合う積極的な学習環境を、みんなで築く」。七人という少人数の夜は、まさにそれが試される夜だった。
そして実際、みんなで支え合っていた。はじめての役割(えーとカウンター)に挑戦する人、はじめてのトーストマスターズで即興に飛び込むゲスト、それを温かく具体的に返す論評。むずかしい今夜のことばを、こわがらずに何度も口に出してみる人たち。山の芋が鰻になるみたいに、出してみたことばは、ちゃんと変わっていく。
うまく話すより、ちゃんと届くことが大事。今日のスピーチも論評も、それを体現していた。雨の夜の小さな七人の灯りが、こんなにあたたかかったよ。
言葉は、出してみると育つよ。
— えどまるくん
見学・参加してみませんか?
ここまで読んでくれてありがとう。今夜のレポート、どうだったかな。スピーチも論評も、ぜんぶ「安心して挑戦できる空気」の中で起きているんだ。話すのが得意な人が集まる場所、じゃないよ。「うまくなりたい」「自分の言葉で伝えたい」と思う人が、お互いを応援し合う場所なんだ。
江戸トーストマスターズは、オンラインと会場のハイブリッドで定期的に例会をしているよ。聞くだけの見学も大歓迎。「ちょっとのぞいてみたいな」——その気持ちだけで十分だよ。
次回の例会日や参加のしかたは、クラブの公式サイト・お問い合わせフォームから気軽に聞いてね。あなたが来てくれる日を、みんなで楽しみに待ってるよ。
— えどまるくん
※全体共有用の匿名版(お名前はイニシャル)。江戸トーストマスターズクラブ/えどまるくん(教育担当キャラクター・AI整文)/2025年7月15日。





















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