第736回例会報告
2019年7月2日(火)に開催された今期最初の第736回例会。
TMOEを務めましたM田です。
本日の例会は新年度1回目のため、役員交代式、前会長の退任挨拶、新会長の所信表明で始まりました。前会長のH澤さんから新会長K城さんに「会長になると見える景色が変わる。ぜひ良い経験にして欲しい。」と激励の言葉。それを受けて、新会長のK城さんも「江戸クラブの良さはスピーチスキルの高いスピーカが多くそろっており、沢山のことを学べること。皆さんも江戸クラブを有効に使って欲しい。」とメンバーのモチベーションが高まるスピーチをされました。
今夜の言葉は、K治さん。『闇』
各役割は以下のとおりです。
「タイマー」は、K野さん。
「集計係&サンキュー笑顔」は、Hさん。
「えーとカウンター」は、K城さん。
「文法チェッカー」は、H澤さん。
スピーチは3本です。
一人目は、Z徳さん。
プロジェクト目標:基本を習得する
タイトル:幸福論
スピーチは、「幸せはいつも自分が決める」とあいだみつお氏の一句の引用から始まりました。幸せは人との関わり合いに大きく影響を受け、そして、条件付き付き幸せということへの疑問提起に移っていきます。片や、Z徳さんの愛犬を引き合いに出し、存在するだけで愛されるという、人間本来の幸せの在り方を説かれました。重く・深いテーマでありながら、愛犬と自分との対比をコミカルに利用し、聴衆を引き付ける素晴らしいスピーチでした。
二人目は、E島さん。
プロジェクト目標:基本を習得する
タイトル:もっと楽しく!、パスウェイズ
現トーストマスターのマニュアルであるPathwaysの進め方を、江戸クラブで最もPathwaysを進めているフロントランナーの見地から、スピーチ頂きました。旧マニュアルであるCC、CL、ACと比較して、実践的であるが、理解することが難しい点があることなど、良い点・悪い点を説明しながら、最終的には「Pathwaysを温かい目で見守って欲しい」と、思わずPathways愛を感じるスピーチでした。
三人目は、N川さん。
プロジェクト目標:AC(楽しませるスピーカー)
タイトル:ボクがトーストマスターに来たきっかけ
N川さんがトーストマスターに入会したきっかけをスピーチにしたもので、多くのメンバーの共感を呼びました。内容は、N川さんが採用面接官をしていたときのこと、学生さんから「面接官の方の入社志望動機をお聞かせ下さい」という問いをきっかけに色々気づかされ、トーストマスターに入会することになったとのことで、大きな転機は日々の小さな行動から起こるという示唆に富む内容でした。
テーブルトピックの司会は、Cさん。
(お題1)7月の世界の祝日からのお題。7/1カナダデイにちなみ、「誰かの誕生日を祝日に出来るなら誰の誕生日を祝日にしますか?」
回答者:ゲストのI東さん
人の誕生日は覚えることが苦手なので自分の誕生日を祝日(8/7)にしたい。8/7をもじり、ハナビの日とし、花火を沢山打ち上げるような祝日にしたい。
(お題2)7月の世界の祝日からのお題。7/4独立記念日にちなみ、「もしあなたが何かから独立できたことがあれば教えて下さい?」
回答者:ゲストのBさん
もし金銭的なことから独立できるなら、友人と企業をしたい。
孫正義氏の「人生は大きなことをやった方が良い」を体現したい。
(お題3)7月の世界の祝日からのお題。7/11 黄金の拍車の日にちなみ、「あなたの庶民らしい行動を教えて下さい。」
回答者:S籐さん
今の職場で働き始めた当初、立場が庶民のようで、発言権がなかった。しかし、庶民の立場にある人が一番良い意見を思いつくので、その当時気づいたことを書き留め、発言を得たころに色々会社に提言し、聞き入れてもらえた。
(お題4)7月の世界の祝日からのお題。7/14 フランス革命の日にちなみ、「革新的なことを行ったエピソードを聞かせて下さい。」
回答者:ゲストのAさん
ディストリクト役員の会議参加の交通費について、50%支給という状況から100%支給にするため、トーストインターナショナルを相手に制度を改定してもらうよう交渉し、みごと100%支給に変更した。
論評の司会は、H本さん
Z徳さんへの論評:Y田さん
「何気ない例」を上手く後半で回収していたこと、「ペットと自分」というわかりやすい対比を用いていた点を評価されていました。改善点として、ターニングポイントを用いてもっと葛藤感を醸成してほしかった点、結びの工夫をしてほしかった点を上げられてました。
E島さんへの論評:S田さん
前回のプロジェクトフィードバックを忠実に活かされていた点を評価されていました。E島さんのスピーチで強調されていた「Pathwaysは実践的」という点について、もっと踏み込んで実践的である点を説明してほしかった旨を改善点として述べられていました。
N川さんへの論評:K治さん
椅子にすわってスピーチを始めた点を意外性により聴衆を引き込んだと評価されていました。またテーマ選定がメンバーの共感を呼びやすい点も評価されていました。一方で座ることをもう少し効果的に使えたのではないか、敗北感を感じたエピソードが聴衆にはわかりづらかったのではないかと改善点を述べられていました。
受賞者
ベストスピーカー:N川さん
ベストテーブルトピッカー:ゲストI東さん
ベスト論評者:Y田さん
TMOEのひとこと:新年度1回目の例会かつ、いつもよりゲストの方も多く、終始心地良い緊張感がある良い例会でした。役員交代式、新旧会長からのスピーチ、ディストリクトコンテストの感謝上の授与式など、通常の例会にはないイベントも多く、ゲストの方にもトーストマスターズの組織体についても多少ながら知ってもらえたかと思います。このような貴重な回のTMOEを務めることができたことを嬉しく思います。ゲストの方々、メンバーの方々、運営にご協力頂きありがとうございました!