第707回 満ち満ちて満ち溢れた江戸TMC例会報告
5/29(火)、日中の蒸し暑さとはうってかわり、時折、涼しい風が吹く渋谷の街。
渋谷区勤労福祉会館第1洋室で、第707回江戸TMC例会が開催されました。
TMOEは私、H澤が務めました。
例会参加者は総勢18名(江戸TMC会員14名)でした。
【開会の挨拶】
定刻通り、19:00開催。
開会の挨拶は会員担当のT嶋さんが務めました。
初めての【開会の挨拶】でした。
昨年度の江戸TMC例会は26回。
今年度の例会は29回。
実は今年度の方が例会3回分多いという分析でした。
黒板を計算式を書き込む周到に準備された開会の挨拶でS山会長の代役を見事に果たしました。
~計算式~
700(回)÷30(周年)=23.3……(回)
365(日)÷7(曜日)=52.1……(一年に火曜日は52日程)
2016.7~2017.6
第655回~第680回
26回
2017.7~2018.6
第681回~第709回(予定)
29回 (予定)
【今夜のTMOE】
H澤が担当。
本日、N上さんが江戸TMCで初めてPATHWAYSのスピーチをされるので、PATHWAYS版論評シートの説明を致しました。
【今夜の言葉】
ベテラン会員のK川さんの選んだ言葉は「満ち満ちて」。
ゲストの方のために御自身が考える【今夜の言葉】の意味から丁寧に説明されていました。
馴染みのない言葉でしたが、各スピーカーが終始、口にしていて大成功なお題でした。
【各役割の紹介】
★タイマー
I川さん
タイマーカードだけでなく、ベルの説明を織り混ぜた丁寧な説明。今回の例会は変則的な時間設定のスピーチが多かったものの、例会中の作業も安定の仕事ぶりでした。
★集計係&サンキュー笑顔
K田さん
こちらも丁寧に説明されていました。サンキュー笑顔の説明で「偏見に偏らないで判断したいと思います」というワードが「いいね!」って思いました。
★えーとカウンター
H本さん
役割の説明なのに、どこか準備スピーチの様に味があるのはベテランスピーカーならではの技ですね( ゚ロ゚)!!
★文法チェッカー
I藤さん
例を上手く使って説明されていました。初めての文法チェッカーとは思えない堂々とした説明でした。
【準備スピーチ】
★N上さん「RPG2」
前回例会のCCマニュアル1:アイスブレーカー「RPG」というスピーチの続編という位置付けのスピーチ。
PATHWAYS版アイスブレーカーで、記念すべき江戸TMC初のPATHWAYSスピーチでした。
御自身3回目のアイスブレーカースピーチ。
子供の頃からゲームが好き。「ドラゴンクエスト」が好きで脚本家の堀井雄二さん(ゲーム業界のマラドーナ的な存在)を尊敬するN上さん。
父親に呆れられる程、ゲームにはまり、SEGAに就職。
先日、「ドラゴンクエスト」のVR体験が出来る新宿の施設へ行ったとのこと。
ゲーム仕様の衣装、武器をリアルに装備してリアル「ドラゴンクエスト」をVRで体験。
バーチャルの敵を倒していき、最終的に「ゾーマ」というラスボスを倒す。
前回のスピーチ「RPG」のメッセージ「嫌な上司もRPGの敵役と見なせばワクワクする」から発展し、「本当に、現実の世界で敵を倒してきた」というスピーチでした。
★K野さん「一億総学び社会」
私は「このままでは仕事を失ってしまう」という危機感からTMCの門を叩いた。
20代で職場の女性の同僚はどんどん寿退社。
会社の女性社員への圧力も強く、気づけば近所に買い物に行くのが辛い程、独身でいる自分が恥ずかしくなる。
でも、その頃から時代は変化して、徐々に独身の女性が認められ始め、自分も「恥ずかしくない」と胸を張れる様になる。
しかし、今度は近所のTSUTAYA(レンタルビデオ店)が閉店。どんどん自分の身の回りにあったお店が時代の波に飲まれて閉店していることに気付く。
「時代が変化していく」ことに対して「自分も変わっていかなければ」と焦っていると、とある著書からTMCの存在を知る。
「自分の守護神になれるのは自分自身」と一念発起して入会した。
今後の目標はPATHWAYSのプロジェクトの一つ「ブログを作り、そのスピーチをする」にトライして、料理のレシピブログを作りたい。
スピーチ後、質疑応答がありました。
Z徳さん「相続」
相続の仕組みは至ってシンプル。
相続を「する側」「される側(受け取る側)」に分かれる。
上手くいかないケースの原因のほとんどは「準備不足」と「不公平感」。例えば分与出来るものが一つで「相続を受け取る側」が複数の場合、「不公平感」は必ず出てくる。
なので、「事前準備」が大切。
実は最近、「遺言書」を作成する機会があった。きっかけは自分たち夫婦の身に何かあった時、飼い犬がどうなるか心配になったから。
犬の扱いを記した遺言書を作る時に「自分が死んだら財産がどうなるか」を勉強。
そして、財産の処遇も考える様になり、その遺言書も作成する。
遺言書を作ると「自分にとって誰が大切か」が分かる様になり、意識する。あと、「全財産を妻に送る」と遺言書に書いてから奥さんが優しくなった。
自分が死んだ時を想定する遺言書は自分のことを振り返る「良いきっかけ」になりますよ。
◎どれもユーモアの中に深いメッセージが入ったスピーチでした!!
※3人のスピーカーの内、2人がまさかのタイムオーバー!!!なんてこった(*≧д≦)
【休憩】
【TTマスター】
S藤さんが担当。
H澤が再開後の日本酒トークで滑ってから登場。
事前にTTスピーチのコツを記した紙を用意して説明。
質問は簡単なものにしてスピーカーの勉強になる様にする配慮に優しさを感じました。
ホント、日本酒トーク要らんかった( ノД`)…
★TTスピーカー
K川さん、K藤さん、I藤さん、S山さん
【論評】
司会はK口さん。
ゲストへの説明から入る安定感のある司会でした。
H高さん(N上さんの論評)
いつも通りのノートを見ないスタイルでの論評。
「1作目より2作目の方が作るのが難しい」というフレーズからスタートし、「スピーチの内容をサマリー(要約)化しすぎている点」「1作目を見ないと2作目が分からない」という問題点を指摘されていました。
1作目のスピーチを聴いていることを上手く活用した論評でした。
S村さん(K野さんの論評)
担当論評者の代役としてゲストのS村さん(神奈川TMC)に急遽、アサイン。
軽々と対応して下さいました。
「過去と未来の対比」が巧いことを伝えつつ、「話のポイントが見えづらかった」「構成に論理の飛躍が見受けられた」という課題を指摘。
「学び続けなきゃいけない」という、御自身が解釈したK野さんが伝えたいメッセージをスピーチの中から拾われていました。
スピーチの内容を上手く補足しつつの論評でした。
T嶋さん(Z徳さんの論評)
『「相続」という硬い話をとてもポイントを抑えながシンプルに解説していた』と分析。
「相手に伝えるための構成」を称賛しつつ、「(オチを)話す前に聴衆に連想させて笑わせるテクニック」について焦点を当ててスピーカーの技を紹介しておられました。
一方で、「提案」として、『話の内容的に「プロフェッショナル感」があると尚、良いと思った。ビジュアルエイドを駆使したらどうか』と指摘。スピーカーの視点をとても意識した論評でした。
【各役割の報告】
えーとカウンターのH本さん、文法チェッカーのI藤さん共に、例会中のスピーカーの言葉を細かく観察し、報告して下さいました。
H澤は「えーと」10回、「今夜の言葉」2回………反省です!!!
今例会のサンキュー笑顔はZ徳さん。
「相続」という難しい内容のスピーチの中で笑いをしっかり取る辺り、流石でした。
【総合論評】
K口さんが担当。
各スピーカー、役割、各論評者の良い点、今後の課題について、また例会全体の総括を冷静な視点から解説。
そして、最後にひとつ。
『「レクターン」とは「レク+ターン」つまり、「この前で握手をして例会のコントロール役を受け渡す場」である』と説明。
※コントロールに入る側は前から壇上に上がり、コントロールを移す側は後ろから退く。
コントロールを引き受けた人物はその時間を自由に使って良い権限がある。
だから代々、江戸TMCでは「レクターンの前での握手」を大切にしてきたので、是非、伝えたい』
江戸TMCを長年見てきたK口さんの優しく力強い言葉でした。
【受賞者の発表】
★ベストテーブルトピッカー
K藤さん(Sendai Lunch speakersTMC、杜の都TMC)
★ベスト論評者
T嶋さん
★ベストスピーカー
N上さん
受賞者の皆様、おめでとうございます(^_^)v
【役員選挙】
S山会長が議長を務め開催。
無事に来期役員が選出されました!
S山議長、次期役員指名委員長のK川さん、大変お疲れ様でした(/--)/
【ゲストの感想・連絡事項】
ベストTTのK藤さんは江戸TMCの宣伝の仕方を大絶賛。
嬉しいですね!
【閉会】
第708回江戸TMC例会が無事に閉幕。
初PATHWAYSスピーチに役員選挙開催、内容盛りだくさんの例会が終わりました。
今期の例会もあと2回(^^)d
頑張っていきましょーーー。。。