第681回 新期最初の例会が切り良く○○1回目で開催!
TMOEのI渡です。
第681回と切りの良い数字で新規がスタートしました!
月2回の例会ですので、単純に計算すると28年と4ヶ月もの歴史がある江戸TMCの新たな年の幕開けです!
今期から江戸TMCはDivision B からDivision Cに移動。Division C のディレクターになられたA井さんも、早速応援に駆けつけて頂きました。
天気はあいにくの雨模様でしたが、メンバー参加者も20人を越え、新規のゲストさんも2名参加しての活気ある例会となりました。
【役員就任式】
ゲスト紹介のあと、エリアディレクターに就任された、我が江戸TMCが誇るK野さんによる新規役員の就任式が行われました。
今期はベテランの会員から、新規入会されたばかり、でも能力もやる気もの会員の方までを含む素晴らしい役員構成だと改めて心強く感じる就任式でした。
そしてS山会長による3分間の所信表明♪
今期のスローガン「パッション」となった理由について、メガネのJINSの田中社長のストーリーを交えて、まさに情熱あふれるスピーチでした。
「情熱の化学反応」を期待するというS山会長の言葉を受けて、参加者同士が前後左右の人達と笑顔で握手をして通常のプログラムが開始されました。
【今夜の言葉】
前期会長の大役を終えたのK川さんが選んだのは、「大丈夫」という言葉。
イエスにもノーにも取れるような曖昧な意味も含むことに興味を持ち、調べたところ「立派で力強い男」が語源だったとか。
そこで、「頼もしい」という意味での「大丈夫」という風に話して下さいとのことでした。
このように簡単な言葉のようでも、様々な使い方を考えさせてくれるのが「今夜の言葉」の面白さですよね。
【各役割の紹介】
タイマーN須さん、文法チェッカーS藤さんの二人は、それぞれの役割を初めて担当されたのにも関わらず、スムーズな説明をされていました。
集計係&サンキュー笑顔がH高さんは、記念日と役割を交えてH高さんらしいユニークな紹介、えーとカウンターのM廣さんはベテランらしくとても分かりやすい説明でした。
【準備スピーチ】
1人目:M田さん CC#1 アイスプレイカー
タイトル「輝きたくて、真似をして」
輝いている人達をうらやましいと思いながらも、出来ないと思っていた学生時代。
それが2年前に外国人が多く住むシェアハウスに引っ越しをして、輝いている住人達も悩みを抱えているということを知り、自分も輝けるという気づきを得たそうです。
そして今、江戸トーストマスターズに入り、みんなの堂々として格好がいい話し方に対して、うらやましく感じるだけでなく、勝手に親近感を持ち真似していきたいというスピーチ。
ハキハキとして、タイトルの通り、いやそれ以上に、アイスブレイカーとは思えないほどの輝いているスピーチでした。
2人目:S木さん CC#3 ポイントを押さえる
タイトル「木造の家はいかがでしょう」
15回以上引越しをして、現在住んでいる木造の古い家は良いという結論に至ったことを、3つの良い点と2つの修繕点でまとめるという、あたかも木造の家を論評するかのような構成。
良い点1)築50年の家は自然を感じさせる。 良い点2)時代のコントラストを感じさせる。 良い点3)家賃が安い
修繕点1)ネズミ退治 修繕点2)傾斜への対応
「突然ですが、みなさんはどんな家に住んでいますか」という出だしから結びまで、ユーモアたっぷりの楽しく分かりやすいスピーチでした。
3人目:Z徳さん AC#2 プロフェッショナルなスピーカー:楽しませるためのスピーチ
タイトル「たらし」
「みなさん、bitch という言葉知っていますか」という質問からスピーチは開始。今話題の国会議員、T田真由子様の例を出してその言葉の説明。
そして実はとても可愛らしいペットのプードル犬が奥様には、bitch にも見えているという話から、Z徳さんと奥様とプードル犬の付き合い方の違いなどにも展開する、ギャップとユーモアたっぷりのスピーチを披露してくれました。
正直、私には、bitchとタイトルである「たらし」との関連性が、今一つわからなかったのですが、「たらし術」という概念にとても興味を持たされました。
【テーブルトピックス】
今回の司会はK口さん。時間が少し押していたのですが、流石K口さん。スムーズな流れで見事に5名からの答えを引き出していました。
以下のようにそれぞれの答えを受けながら夏にかけた質問をされていました。勉強になりますね。
一番手は、Y田さん
Q:1千万円の賞与をもらったそうですが、その使い道は?
A: 皆さんと一緒にハワイに行って食べるだけ食べて、例会をしましょう。
二番手は、N田さん
Q:それではハワイに行って何を食べましょう?
A: ウルフギャングのステーキを、お店の肉が無くなるまで食べましょう。
三番手は、T永さん
Q:夏休み1ヵ月ももらったそうですが、どうすごすのですか?
A:インドに行って、自分自身をみつめたいです。
四番手、H本さん
Q:小学校1年生の宿題、絵日記が終わっていないですよね。どう終えますか?
A:夢日記はつけていました。ハワイに行ってステーキをたくさん食べたり、それを書いていきます。
五番手、A井さん
Q:小学校1年生の宿題、絵日記がまだ終わっていない人があと一人。どうしますか?
A:今は暗い気持ちになっていますが、この体験が大人になっていかされると信じています。
【論評】
M田さんのスピーチに対する論評:K田さん
<輝いていた点>
● 堂々としてる
● 言葉のチョイス
● これからの目標が明確
<もっと輝ける点>
● 対になる言葉を交える
M田さんのタイトルにかけて、「良い点」を<輝いていた点>、「改善点」を<もっと輝ける点>と評したのも面白かったですが、それぞれのポイントに対しての例も豊富で、優れた論評でした。「もっと輝ける点」として対になる言葉を交えたほうが良いと評されていたのは、アイスブレイカーのレベルを遥かに上回ったスピーチだったことの証明だったのでしょう。
S木さんのスピーチに対する論評:K城さん
<良かった点>
● プロジェクト目標に沿った構成
● デメリットも入れてあったこと
<改善点>
● 以前住んでいた家との比較を入れる
● デメリットを綺麗な言葉にしたようなメリットとしか聞こえなかった
K城さんらしい、論理的で丁寧、そして独特な鋭い論評でした。特に木造が良いといいながら、結構デメリットを「若干綺麗な言葉で濁していたのでは。。」との指摘に会場は爆笑でしたね。確かに私達の価値観を変えてくれるようなスピーチにするために、例えば、S木さんが以前持っていた木造に対しての偏見が変わったとか、そのような目線での具体例があれば、さらに良かったかもしれませんね。
Z徳さんのスピーチに対する論評:A川さん
<良かった点>
● bitchのつかみ
● 一貫があって立体的な構成
● スピーチ目標に沿って楽しかった
<改善点>
??
初論評だったそうで、話すことを考えてしまって、聞くことの集中が難しかったそうですが、そこはさすがA川さん。楽しいと思う意味として、その場が楽しい。学びが楽しいという2つの観点からも納得したという話や、立体的な話の構成に触れるなど面白い視点での論評でした。途中、Z徳さんのことを、「アニキは。。。」と言ってしまうくらい、自分が親しみと敬意を持つ相手への論評だったようで、改善点には触れられていませんでした。次回は誰が相手でも、改善点の指摘が出来るといいですね。
【各役割の報告】
文法チェッカー:気になる表現は「ググる」。まだ分からない人もいるかもしれないので、「ネットで検索する」はどうでしょうか、という指摘。誰もが分かる言葉かに気をつけることは確かに大切ですね。
サンキュー笑顔:M田さん。ボディの笑いと喋りの笑いの2種類あったのが理由でした。アイスブレイカースピーチでボディランゲージでも笑いが取れていてお見事でした。
【総合論評】
初のT嶋さん。
初ということでしたが、全てを網羅された細かくて、鋭い、秀悦な総合論評をされていました。遠慮をしてか、少し声が小さかったのですが、次回以降も楽しみにしています。ありがとうございました!
【受賞者】
ベストテーブルトピッカーはY田さん
ベスト論評者はK田さん。
ベストスピーカーはS木さん。
おめでとうございます!!!
【あとがき】
第1回の記念すべき例会ということで、リポートには割愛させていただきましたが、皆さんに30秒以内で人生で最も記念に残る日を語って頂きました。ひとり一人の人柄も感じられて、いくつもの準備スピーチも生まれそうなお話の数々でした。特に初タイマーのN須さんには、大変な思いをさせてしまいましたが、誰ひとりも、準備スピーチや論評含めて、時間オーバーが無かったので、全て時間内に終えられました。ありがとうございました。