第652回例会はワークショップ祭り!
第652回例会は、5月31日、大和田文化センターで開催されました。 この回は準備スピーチ、論評セッション無し、その代わりにワークショップ4本+時間外の1本で総勢5本立てのワークショップ例会でした。 1本目はCompetent Leadershipマニュアルワークショップ。講師は総合司会の私が務めさせていただきました。スピーチについては出来ていること、出来ていないことがハッキリしていますが、リーダーシップについてはそれがわかりにくい、ということで、CLマニュアルの各プロジェクトに付いているチェックリストを一度にやってもらって現時点の自分のリーダーシップスキルを把握してもらうという趣向でした。 2本目は声の魔術師K川さんのデリバリークリニック。スピーチの声の使い方、間の取り方、ボディランゲージの使い方にフォーカスしたワークショップです。新人、ベテラン合わせて4名のスピーチの「デリバリー」をマンツーマンでアドバイス。まずは上級マニュアルを始めたばかりのI川さん、K川さんのアドバイスを受けたあとの「おばちゃんボディランゲージ」は迫力満点でした。続いて入会1年のK城さん、声の通りがものの数分で一変!少し意識を変えるだけでここまで変わることに驚かされました。そして3人目はアイスブレイカーを済ませたばかりのS藤さん。悩みの早口が、文章の句切れごとに2拍置くというシンプルなアドバイスで劇的に改善!会場にどよめきが走りました。最後は私、入会5年目のH本でした。前に出る動きと声の緩急で聴衆の反応がガラリと変わるのを実感しました。K川マジックここにあり!というワークショップでした。 3本目はテーブルトピックスワークショップ。講師は江戸のアニキ、Z徳さん。即興スピーチはメッセージを軸に考えること、という至上命題から、参加者ひとりひとりにお題を与えて即座にメッセージを考えさせる実践形式のワークショップでした。ゲストさんも含めてまるまる2周分で満足感たっぷりのワークショップとなりました。秋の即興スピーチコンテストに向け、最高の下地作りとなったのではないでしょうか。 本例会唯一のスピーチセッション、テーブルトピックスセッションはM廣さんの司会でした。充実したテーブルトピックスワークショップの直後でお題を考えるのも、お題に答えるのも難しかったと思います。激戦を制したのは新会員にして既に異次元の実力を持つH高さん。Z徳さんのアドバイスを即座に活かした即興スピーチが会場を唸らせました。先行きが非常に楽しみです。 4本目は論評ワークショップ。講師は先の秋季論評コンテストで日英共に全国2位入賞を果たしたI渡さん。例会時間最後のワークショップということもあり、時間が押してしまったのが残念でした。そんな中でも例会全体をサラりと論評される姿勢、見習いたいですね。ワークショップはQ&A形式でした。ご自身の論評コンテストの体験からのアドバイスは新人・ベテラン問わずためになる内容でした。印象に残ったのは本番での時間配分についてです。全体の感想として20秒、良い点1分、改善点1分、要約で20秒を心掛けて、制限時間の3分30秒に丁度良いぐらいという戒めは構成、タイムマネージメント、自己管理などの複数のレベルで重みを感じるアドバイスでした。 さて、例会後会員担当のS山さんから新会員のためのオリエンテーションが行われました。トーストマスターズとは?例会にあたっての心構えなど、わかりやすくまとめられた秘伝のパワポ資料で解説してくださいました。参加した新会員から活発な質問などもあり、会場の時間いっぱいまでオリエンテーションは続きました。 色んな意味で自分の立ち位置を再確認する例会となりました。以上、総合司会のH本からの例会報告でした。