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効かせろレバレッジ!632回例会 江戸クラブ論評コンテスト報告

第632回例会は9月1日、勤労福祉会館の第1洋室で開催されました。 第1洋室は普段使用している第3洋室の「レバレッジ」2倍、広すぎて軽くアウェイ感を感じました この日は四年に一度のトーストマスターズ論評コンテストのクラブ代表決定戦。 突然の夕立に見舞われながらも、例会開始30分以上前から、コンテスト運営に関わる会員、そして他クラブからのゲスト参加者が続々と到着。 総勢8名のコンテスタントも、コンテスト開始直前に全員が揃い、4年ぶりの江戸論評コンテストが無事スタートいたしました。 論評順は事前のインターネットあみだくじにより、 1. K口さん 2. K野さん 3. T島さん 4. K城さん 5. Z徳さん 6. H澤さん 7. Y田さん 8. k口さん と決まりました。 8名の論評者を待ち受けるテストスピーカーは、江戸の誇る伝説のスピーカー、S田さん。 S田さんは、 前期ベストテーブルトピックス賞受賞率100% 前期ベスト論評賞受賞率100% 前期ベストスピーカー賞受賞率100% で年間MVPを獲得、今期もこれまで全勝中の正に無敵の帝王です。 論評コンテストのテストスピーカーとしては難物中の難物かもしれません。 しかし強者揃いと言われる江戸クラブ、この「壁」を乗り越えてこそのクラブ代表ですよね??? コンテスト委員長として、江戸のコンテスタントがS田さんのスピーチをどう論評するのか、ワクワクが止まりませんでした。 S田さんのテストスピーチのタイトルは「レバレッジ・トーストマスター術」 謎のポーズ(レバレッジポーズ?)でいきなり聴衆を煙に巻いてから一転、「レバレッジ」=「てこ」という言葉の金融界での用法とその効果について懇切丁寧に解説(筆者要約:1000万円に5倍の「レバレッジ」を掛け、5千万円の投資をすれば、たった10%の価格変動(500万円)でも、元手に対して50%もの利益・損益を受けることができること)。この用法の「レバレッジ」が、最近金融界以外でも流行的に使われていることに触れ(e.g. 「レバレッジ・リーディング」)て、本題「レバレッジ・トーストマスター術」を紹介するという流れ。 ではトーストマスターにおけるレバレッジとは何か? レバレッジ2倍→スピーチで普段の自分が絶対しないような事をする(e.g. 「レバレッジポーズ」) 出来ない事にチャレンジして行くことで、成長する。 レバレッジ3倍→役員になる 期待される立場に立つことで、成長する。しかも江戸ならトラブルフリー! レバレッジ5倍→コンテストに出場する 一つのスピーチをブラッシュアップする経験を持つことで、成長する。 ひとつひとつの説明が、トーストマスターズクラブ会員、引いては江戸クラブ会員の思い当たる節を刺激し、聴衆一人一人に自分の事を言われているのではないかと思わせるマジック。絶品でした。 S田さんのテストスピーチ後、全てのコンテスタントは別室へ移動。 5分間の思考時間の後、会場係のH瀬さんが最初のコンテスタントを召喚。(H瀬さんは今回会場係の呼び出し役に徹してくださりました。) 以下1分間のインターバルで、8名のコンテスタントが技を尽くして論評を繰り広げました。 *K口さん 準備時間5分のみのハンデを物ともせず、一片の照れも無いレバレッジポーズで聴衆の笑いを取り、完成度の高い論評をしっかりまとめられました。メモを見ないノーメモ論評でこの完成度は驚異! K野さん 自分がコンテストに出て良いのか?と最後まで悩んでいたというK野さん。S田さんのテストスピーチに励まされたことを真摯に語り、聴衆の心を打ちました。 例会後の懇親会で江戸OBのO原さんから「審査基準を超えた論評」との言葉を引き出していたことを付記します。 T島さん 改善点としてレバレッジ5倍、コンテスト出場の「レバレッジ」説明に対して、代替案:コンテストの場に立つ事自体の緊張感を提示されました。「乗っかり」を封印した真剣な論評が印象に残りました。 *K城さん 入会式から3回目の例会での論評コンテスト出場へのチャレンジ。一番レバレッジを効かせていた人、といえるかもしれません。論評もロジカルで分かりやすく、レバレッジポーズも堂に入っていました。 *Z徳さん 当然のようにノーメモ論評。練習会での論評ワークショップで語られたキーワード「論評はスピーカーのためにある」を体現されていました。 *H澤さん 「レバレッジ」の説明を寸劇風にされては?という提案を実演付で行われたのが白眉でした。「スピーカーに一番寄り添った論評」という評を江戸OBのベテランO原さんから引き出すなど、入会1年でこの成長は素晴らしいの一言です。 *Y田さん いきなりレバレッジポーズから入り軽く笑いを取った後で、「もう皆様されてると思いますが…」とセルフ突込みで更に笑いを取る技で自分のペースに持って行く。さすがです。改善点にS田さん本人のエピソードが欲しかったというのも納得でした。 *k口さん 江戸クラブ復帰後のアイスブレイカースピーチでの「コンテストに必ず出る」宣言通り、ラストバッターの論評者としてユーモアにあふれた完成度の高い論評でコンテストを締めくくっていただきました。 今回コンテスト委員長として全員の論評を聞くことができて正に役得と言わざるをえません。 以下蛇足以外の何物でもないのですが、少々私見を述べさせてください。 コンテスタント8名の論評、8人8様でしたが一つ分水嶺となったポイントがあったと思いました。 それは「レバレッジポーズ」を論評に取り入れるか否か、そしてそれを取り入れるとしたらどのように取り入れるのか?(笑) どちらが正解ということはありませんし、論評コンテストの審査基準とも全く関係ないと思われるこのポイント、あなたが論評者ならどうしていましたか?(笑) 因みに上記8名のコンテスタントの内、名前の前にアスタリスク(*)を付けた方々が、今回「レバレッジポーズ」を取り込まれた論評をされていました。 そんな些細な点が気になってしまった私はテストスピーカーのS田さんの術中に完全にハマっております(笑)。 集計係と審査委員長が集計のため退出した後は、M廣さんによるテーブルトピックスセッション。 お題は「コンテスト」に因んだ物。ゲストも含めた7名を当てながら時間ぴったりに納める、とても初テーブルトピックスマスターとは思えない仕切りでした。 テーブルトピックスの後は、受賞者発表です。 まずは例会で一番笑顔を作ってくれた人を表彰する「サンキュー笑顔」。 今回はコンテスト委員長の私から、例会3回目にして果敢に「レバレッジポーズ」をしてきたK城さん、 7番手の位置を活かして?メタな視点でセルフ突込みも入れつつの「レバレッジポーズ」をし、2段構えの笑いを取ったY田さん、このお二人を選出させていただきました。 ベストテーブルトピックス賞は、雨が降って用事がキャンセルになったから参加したとのS地さん。(笑) 久々のテーブルトピックスにも関わらずブランクを感じさせないスピーチで見事でした。

そして最後にコンテストの結果発表です。 (※タイムオーバーによる失格者が2名ありました。残念!) 3位 K口さん 2位 H澤さん 1位 Z徳さん 優勝はZ徳さん。前々期のS田さんに論評で唯一土を付けた男、江戸の代表としてこれ以上相応しい人はいないでしょう!

次は強敵揃いのエリア23コンテスト(東京学芸大学 27日12:00~)です。 コンテスタントが実力を発揮できるかはクラブ力にかかっていると言われています。 Z徳さんへのできる限りのサポートを皆様よろしくお願いいたします。 最後に一言、 今回は8名のコンテスタント、8人8様の論評を見せていただき、コンテスト委員長としての冥利を感じることができました。 今回さまざまな事情で出場を見送られた会員の皆様が、自分も参加しておけば良かったと思えるコンテストになったと信じます。 以上、コンテスト委員長のH本でした。

コンテスタントのみなさん

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